2009年11月26日

歌舞伎 仮名手本忠臣蔵




















歌舞伎と言えばこのようなメーキャップと表情は世界的に有名ですね。
今回の仮名手本忠臣蔵とは違うのですが歌舞伎鑑賞後雑誌で見かけました。
歌舞伎は19歳のときに歌舞伎座で<毛抜き><五重塔>を見て以来何十年振りかで訪れて<仮名手本忠臣蔵、夜の部で五段目、八段目、七段目、十一段目> を見てまいりました。すべてがあまりに奥が深くていまだ語るすべを持てずにいます。でもあらすじを少し・・・
五段目・・・猟師になった勘平は街道で塩冶浪人弥五郎に合い、仇討に加わるための資金調達を約束。
勘平の妻お軽の父与市兵衛は勘平の仕官の資金を用立てるためお軽の身売り話をまとめ前金の五十両をもって夜道を急いでいる。
一息付いている与市兵衛を山賊となった塩冶浪人定九郎が与市兵衛を切り殺し財布を奪う。
その定九郎を勘平は獲物と間違えて撃ってしまう。
勘平はあわてるが暗闇の中手探りで懐の金を抜き取って逃げ去る。
六段目・・・翌朝勘平は家に戻るとお軽の身売り先の祇園の廓一文字屋お才がお軽を引き取りに来ている。
お才の話から勘平が昨夜撃ったのは舅の与市兵衛だと思い込む。
お軽が去った後運び込まれた与市兵衛の死骸をみてうろたえる勘平を不審に思いお軽の母おかやが責め立てる。
そこへ数右衛門と弥五郎が現れその金は受け取れないと五十両の金を勘平につき返す。
追い込まれた勘平は自らの腹に刀をつきたて思いを吐露する。
それを聞いた弥五郎が死骸を改めると<五段目>の流れが判明。
疑いの晴れた勘平は仇討の連判状に血判を押し息絶える。
七段目・・・舞台は祇園の一力茶屋。
塩冶浪人達が訪れ鎌倉への出立の時期を遊興に耽る大星由良之助に問う。
いまや遊女になったお軽の兄で足軽の寺岡平右衛門も仇討に加わりたいと願い出るが相手にされない。
夜が更け、大星力弥が顔世御前からの密書を携えてやって来る。
お軽と元塩冶家老、斧九太夫に密書を盗み読まれたことに気ずいた大星由良之助は、お軽を身受けすると言う。
それはお軽を殺すためで偽りだと兄の平右衛門に言われる。
兄は妹を手にかける覚悟を決め、妹も従おうとする。
そこへ由良之助が現れて兄妹を留め、勘平のかわりにお軽に九太夫を討たせ、
平右衛門を仇討に加える。
十一段目・・・師直の屋敷に由良之助に率いられた浪士たちが討ち入り。
師直の家臣らと激闘を繰り広げる。
師直が炭小屋に潜むところを発見し師直を討ち取る。
菩提所に向かい亡君の墓前にその首を供える。
両国橋で旗本の服部逸郎は一行の通行を許可し見事本懐を遂げた浪士たちを讃えた。
以上あらすじですが、歌舞伎はいろいろと決まりごとがあるようでそれらを勉強しましてから鑑賞するのがいいようですね。役者の方たちのメリハリのある台詞の言い回し、右手奥から聞こえてまいります歌やお囃子、客席からの掛け声の舞台と一体となる瞬間。歌舞伎の魅力をもっと知りたくなった今日この頃です。
上の写真は雑誌の解説によりますと「伽羅先代萩」の仁木弾正を片岡仁左衛門さんが演じているところです。たくさんの役者さんがわかるようになりますともっと面白くなるのかもしれませんね。

 















東京銀座歌舞伎座


今日も一日よい日でありますように

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